山口情報芸術センター[YCAM]での展示が終了

どんな表情に見える?
18歳~80歳に見える
さむそう(上着着てないから)
悲しそう(目が潤んでて口も大きく開かない) 小さく震えている
むなしそう(まばたきが多くて涙を堪えているように見える)
魚に見える(話の内容から。若作りしすぎて魚になった)
モノマネみたいにしてるのに悲しそうなのはなぜ?
──@usgiさんのInstagram投稿より
山口情報芸術センター[YCAM]での《シャドーイング(トミゴロウ)》と富田七海さんとの共作《マウイ饅頭》の展示が終了しました。
冒頭の文章の画像は、許可を得て@usgiさんのInstagram投稿から拝借したものです。
出身地・山口市での展示は今回が初めてでしたが、自分にとっては美術を始める原点になった山口の地で、子どもたちが一生懸命作品を見てくれていたのは本当に嬉しい光景でした。
富田七海さんとの共作は新しい試みでしたが、昨年から大きな展覧会が続いた分、今回は肩の力を抜いて軽やかに制作しようという心持ちで取り組み、実際に富田さんのおかげで楽しい制作ができました。
展示を担当してくれたYCAMの見留さやかさんとは、見留さんが十和田市現代美術館に勤務されていた時代から親しくさせていただいていて、青森→山口という本州縦断を経て展示をご一緒できたことがとても嬉しかったです。
YCAMのテクニカルチームには、ここで名前を挙げきれないほど沢山の強力なメンバーが揃っており、これまでYCAMで数々のハイレベルな展示が実現されてきた背景にある、意外なほどに地道な努力が垣間見えた気がしました。
主催の山口市の皆さま、YCAMの皆さま、トークや展示をご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。またお会いしましょう!
info:
原田裕規トークイベント関連展示
シャドーイング
会期:2025年6月7日(土)– 6月13日(金)
会場:山口情報芸術センター[YCAM]ホワイエ
料金:無料
トークイベント「移ろいゆく人間の生について」
日時:2025年6月8日(日)14時30分~16時30分
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
料金:無料
定員:100名(申込不要)
東京工芸大学・小髙美穂ゼミでゲストレクチャー

東京工芸大学 芸術学部 写真学科の小髙美穂ゼミでゲストレクチャーをしました。
小髙先生や学生たちとの5時間にわたるセッションを行い、とても刺激的な時間になりました。
info:
小髙美穂ゼミにおけるゲストレクチャー(特別講師:原田裕規)
2025年5月27日(火)13時20分 – 18時10分
新作《マウイ饅頭》を発表(山口情報芸術センター[YCAM])

山口情報芸術センター[YCAM]で2025年6月8日に「シャドーイング」にまつわるトークを行い、6月7日から13日にかけて《シャドーイング(トミゴロウ)》と新作の《マウイ饅頭》の展示を行います。
新作はアーティストの富田七海さんとのコラボレーションワーク。富田さんとYCAMキュレーターの見留さやかさんのお力添えにより、ずっとやりたかった「マウイ饅頭」の復元と現物展示が実現しました。
ぼくにとっては出身地・山口市での初めての展示にもなります。
シャドーイング行為としての饅頭制作とは何か。短い会期ですが、皆さまぜひご覧ください。
info:
原田裕規トークイベント関連展示
シャドーイング
会期:2025年6月7日(土)– 6月13日(金)
会場:山口情報芸術センター[YCAM]ホワイエ
料金:無料
本展では、山口市とハワイ・ホノルル市の友好都市提携に基づき、アーティストの原田裕規氏による、山口からハワイや対馬など各地に渡った人々を題材にした映像作品「シャドーイング」と、海を越えて独自に発展した「マウイ饅頭」を再現する新作を展示します。
作品について
《シャドーイング(トミゴロウ)》では、ハワイの日系アメリカ人をモデルに原田が制作した「デジタルヒューマン」が、山口から対馬に移り住んだ漁民にまつわるエピソードを語っています。その表情はフェイストラッキング技術によって作者の原田と連動しているため、彼らの像は原田のアバター(化身)といえるでしょう。
映像には日英字幕が付されています。英語字幕の多くはハワイ・ピジン英語と呼ばれる混成語です。本作におけるピジン英語は19世紀以降にハワイに渡った人々が発展させたもので、英語、日本語、中国語、ハワイ語など、さまざまな言語が混合して成立しています。その一方の日本語字幕には、山口の方言が登場します。
さらに、映像には2種類の「声」があてられています。一方はハワイの日系アメリカ人、もう一方が原田自身の声です。物語を朗読する日系アメリカ人の声を原田が復唱(シャドーイング)し、その原田の顔の動きをデジタルヒューマンが追跡(シャドーイング)するという、二重の「シャドーイング」が行われているのです。
さらに本展では、原田が新たに制作した「マウイ饅頭」の展示が行われます。
ハワイ・マウイ島では「クリスピー饅頭」と呼ばれるローカルフードが親しまれていました。日本では蒸して調理されることが一般的な饅頭ですが、マウイではオーブンで焼かれることにより、サクサクした食感のクリスピー饅頭が生まれたのです。さらに餡の風味も、小豆味や芋味に加えて、ココナッツ味、リンゴ味、ピーナッツバター味など独自の広がりを見せています。
しかし、そんな饅頭を提供していたマウイの老舗店が惜しまれながらも2024年に閉店してしまいました。それを受けて原田は、食の相互作用をテーマに制作するアーティスト・富田七海に饅頭の再現を依頼。残された資料や原田の記憶を頼りに、その味や食感を富田が「シャドーイング」することにより、一度は消滅しかけた「マウイ饅頭」が作品として復活することになりました。
トークイベント+関連展示(山口情報芸術センター[YCAM])

山口情報芸術センター[YCAM]で「シャドーイング」にまつわるトークイベント+関連展示を開催します。
出身地・山口市内での作品展示はこれが初めて。ぜひ皆さまご来場ください。
info:
文化活動を通じ見たハワイ・ホノルル
トークイベント「移ろいゆく人間の生について」
日時:2025年6月8日(日)14時30分~16時30分
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
料金:無料
定員:100名(申込不要)
関連展示「シャドーイング」
会期:2025年6月7日(土)~6月13日(金)
会場:山口情報芸術センター[YCAM]ホワイエ
料金:無料
日本からの官約移民が始まった明治18年(1885年)から明治27年(1894年)までの間に、山口県からは約1万人の方がハワイに移住されました。
山口や広島からハワイへ渡った人々について調査し、日系アメリカ人の混成文化を題材にした映像作品「シャドーイング」を発表してきたアーティストの原田裕規氏によるトークイベント+関連展示を開催します。
トークではホノルルをはじめとしたハワイと山口とのつながり等についてお話しいただき、展示では山口から海を渡った人物「トミゴロウ」が半生を語る作品《シャドーイング(トミゴロウ)》や、初めて公開される新作の《マウイ饅頭》をご覧いただきます。
主催|山口市
問い合わせ先|山口市交流創造部国際交流課
〒753-8650 山口市亀山町2番1号
083-934-2725
https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/147/176478.html
原田裕規『シャドーイング:影を追う旅』(this and that)


開催から2年の時を経て、2023年に日本ハワイ移民資料館で開催された個展「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」の記録集がthis and thatより刊行されます。
展覧会の記録に加えて、映像作品「シャドーイング」の和英台本(ピジン英語含む)と図版、紀行文、批評、エッセイ、インタビューなどを収録しています。
2023年6月に展覧会を開催してから2年弱、その間に同館への作品収蔵・常設化などを経ながら、ようやく「ごいす展」とは何だったのかを振り返ることができました。展覧会を見た方もそうでない方も、ぜひお手にとってご覧ください。





info:
原田裕規『シャドーイング:影を追う旅』
this and that
2025年5月12日刊行
B5変型判、128ページ、3200円(+税)
周防大島、ハワイ、台湾
──かつて海をわたった人々とデジタルヒューマンが交差するとき、時空を超える旅がはじまる
山口県周防大島町の日本ハワイ移民資料館で開催された「原田裕規 個展 やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」(2023年)の展示記録および、映像作品「シャドーイング」シリーズ(2022年~)台本、著者と企画者および寄稿者によるテキストで構成するモノグラフ。
アーティスト・原田裕規による「シャドーイング」シリーズは、⽇系アメリカ⼈が読み上げる台本を原⽥が「シャドーイング(復唱)」して追いかけ、移⺠たちの⾜跡を⺠俗学者・宮本常⼀の視点を交えながら、現代を⽣きるアーティストが新たな物語として描き出す映像作品です。
その台本5篇をピジン英語を含む日英表記で掲載。著者が参照し共鳴したテキストとして、宮本常一のエッセイ「海ゆかば」を再録します。
芸術作品への葛藤と批評、歴史と海をめぐるエッセイは、ひとつの展覧会を起点に過去と未来を往還しながら、わたしたちを海上の旅へと誘います。
目次
作品図版
2 《シャドーイング(ダン)》
4 《シャドーイング(マイコ)》
6 《シャドーイング(スズ)》
8 《シャドーイング(トミゴロウ)》
10 展示風景
19 シャドーイング:影を追う旅 原田裕規
台本
40 《シャドーイング(ダン)》
44 《シャドーイング(マイコ)》
50 《シャドーイング(スズ)》
54 《シャドーイング(トミゴロウ)》
59 帰る場所を探す旅──原田裕規個展、伴走者の記録 塚本麻莉
79 瀬戸内のハワイから 木元眞琴(日本ハワイ移民資料館館長)インタビュー
85 記憶の継承のためのバーチャルな器──原田裕規《シャドーイング》の航跡を辿って 高嶋慈
95 海をつうじて生きるまじわる物語 栖来ひかり
103 海ゆかば 宮本常一
資料
106 展覧会データ、「シャドーイング」シリーズ一覧
台本
110 《シャドーイング(ケンジ)》
126 あとがき
著者:原田裕規
寄稿:塚本麻莉、木元眞琴、高嶋慈、栖来ひかり
再録:宮本常一
撮影:松見拓也、原田裕規、増田千恵
装幀:重実生哉
編集:増田千恵(this and that)
印刷:株式会社ユーメディア
製本:新日本紙工株式会社
発光:this and that
初版年月日:2025年5月12日
B5変型判(縦257mm 横178mm 厚さ10mm)、128ページ
定価 3,200円+税
ISBN:978-4-9910062-6-5
出版社ウェブサイト https://tat-pub.stores.jp/
版元ドットコム https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784991006265
「LOVEファッション──私を着がえるとき」展(東京オペラシティ アートギャラリー)

東京オペラシティ アートギャラリーで開催される「LOVEファッション──私を着がえるとき」に参加します。
同展は、服を着ることを「人間の普遍的な営みの一つ」と捉える企画。装いには人々の内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあるとし、京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵の衣装コレクションと現代アート作品が並置されます。
原田は、TERRADA ART AWARD 2023でも展示した映像作品「シャドーイング」シリーズより、本展のために制作した新作2点と旧作2点を織り交ぜた、新旧作品4点組による新たなインスタレーションを展開します。

本展は京都国立近代美術館と熊本市現代美術館から巡回したものですが、京都、熊本とも異なる作品点数・構成による新たなインスタレーションとなっています。
みなさまぜひご高覧ください。
info:
LOVEファッション──私を着がえるとき
会期:2025年4月16日(水)– 6月22日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[ギャラリー1, 2]
開館時間:11:00 ─ 19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日、5月7日(水)(ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館)
入場料:一般1,600(1,200)円/大・高生 1,000(800)円、中学生以下無料
公式ウェブサイト
東京オペラシティ アートギャラリーウェブサイト
出展アーティスト
ファッション
Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン)、Balenciaga (クリストバル・バレンシアガ、デムナ・ヴァザリア)、Bottega Veneta (ダニエル・リー)、Céline (フィービー・ファイロ)、Chanel (カール・ラガーフェルド)、Christian Dior (クリスチャン・ディオール、ジョン・ガリアーノ)、Comme des Garçons (川久保玲)、Comme des Garçons Homme Plus (川久保玲)、Gaultier Paris by sacai (ジャン=ポール・ゴルチエ、阿部千登勢)、Givenchy (アレクサンダー・マックイーン)、Helmut Lang (ヘルムート・ラング)、House of Worth (ジャン=フィリップ・ウォルト)、J. C. de Castelbajac (ジャン=シャルル・ド・カステルバジャック)、Jil Sander (ラフ・シモンズ)、Junya Watanabe (渡辺淳弥)、Kimhēkim (キミンテ・キムヘキム)、Loewe (ジョナサン・アンダーソン)、Mame Kurogouchi (黒河内真衣子)、Maison Margiela (ジョン・ガリアーノ)、Nensi Dojaka (ネンシ・ドジョカ)、Noir Kei Ninomiya (二宮啓)、Noritaka Tatehana (舘鼻則孝)、Pierre Balmain (ピエール・バルマン)、Prada (ミウッチャ・プラダ)、Ryunosukeokazaki (岡﨑龍之祐)、Somarta (廣川玉枝)、Stella McCartney (ステラ・マッカートニー)、Thierry Mugler (ティエリー・ミュグレー)、Tomo Koizumi (小泉智貴)、Viktor&Rolf (ヴィクター・ホスティン、ロルフ・スノラン)、Yohji Yamamoto (山本耀司)、Yoshio Kubo (久保嘉男) ほか
アート
AKI INOMATA、ヴォルフガング・ティルマンス、小谷元彦、笠原恵実子、澤田知子、シルヴィ・フルーリー、原田裕規、松川朋奈、横山奈美
巡回:京都国立近代美術館 2024年9月13日(金)– 11月24日(日)東京オペラシティアートギャラリー 2025年4月16日(水)– 6月22日(日)
熊本市現代美術館 2024年12月21日(土)– 2025年3月2日(日)
「スピードの物語」(瑞雲庵)

京都市北区にある瑞雲庵で開催されるグループ展「スピードの物語」に参加します。原田は《One Million Seeings》(2019年)を展示する予定です。
キュレーションは美術史家/キュレーターのカジェタノ・リモルテさん。皆さまぜひご覧ください。
info:
スピードの物語
参加作家:荒木悠、シネマ58、原田裕規、川田喜久治、カワニシ ユウキ、小津安二郎、ユ ソラ、高山明、瀧健太郎、トモトシ、津田道子、八島良子
会期:2025年4月18日(金)– 5月18日(日)
会場:瑞雲庵(京都市北区上賀茂南大路町61-1)
開廊日時:金・土・日・月、12:00–18:00
休館:火・水・木
観覧料:無料
キュレーション:カジェタノ・リモルテ
展覧会ウェブサイト
『アートコレクターズ』2025年5月号(特集:反骨の芸術)で作品紹介

発売中の『アートコレクターズ』2025年5月号に作品が掲載されています。
特集の「反骨の芸術」では「美術を拡張する」セクションに、巻末の宮津大輔さんの連載では合計1万字超えの原田論の前編が掲載されています。皆さまぜひご一読ください。
info:
『アートコレクターズ』2025年5月号(特集:反骨の芸術 しなやかに生き抜く力)
生活の友社、2025年4月24日
特集:反骨の芸術、39頁
宮津大輔「File93 原田裕規(前編)」、120頁
https://www.tomosha.com/book/b662457.html
雑誌『写真』vol.7で作品紹介

雑誌『写真』vol.7に掲載された小髙美穂さんの論考「新たなエコロジーの風景」で作品《ホーム・ポート》をご紹介いただきました。18世紀の「パノラマ的視覚」から現代の視覚表現までを架橋するスリリングな議論の中で、作品をご紹介いただけて有り難いです。ぜひご一読ください!
info:
小髙美穂「新たなエコロジーの風景」『写真』vol.7
ふげん社、2025年4月20日
118-130頁
https://www.shashin.tokyo/post/250420
春とヒコーキのグピ☆グパ☆グポ #149

ポッドキャスト番組「春とヒコーキのグピ☆グパ☆グポ」の#149で、お笑い芸人のぐんぴぃさんがANOMALYの原田展の感想を話されています。《One Million Seeings》を30〜40分も眺めてしまったエピソードや、サムライレストランとの比較などについて。ぜひお聞きください。
info:
「春とヒコーキのグピ☆グパ☆グポ」#149 SAMURAI
配信日:2025年3月18日(火)
https://radio.gera.fan/knuW
長野市民新聞に記事掲載(2025年3月27日号)
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長野県立美術館で開催されたイベント「東山魁夷をめぐる」のレポート記事が長野市民新聞の2025年3月27日号(3面)に掲載されました。
info:
長野市民新聞
2025年3月27日号、3面
公開制作vol.4 クロージング「東山魁夷をめぐる」

長野県立美術館で開催中の「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」、いよいよ今週末までの会期になりました。最終日には「東山魁夷をめぐる」と題して、東山の言葉、作品、墓所をめぐるクロージングイベントを実施します。
長野県立美術館のすぐ近くには、谷口吉生が設計した東山魁夷の墓所があり、またその場所から見える風景をもとに描かれた東山の絶筆《夕星》が、谷口吉生設計の東山魁夷館に収蔵されるなど、美術館と墓所が入れ籠のような関係性になっています。
また《夕星》について、墓所から見える風景(その中には長野県立美術館も見える)が描かれたとされるが、東山自身はその光景を「夢の中で見た風景」とも記しており、まさに本展タイトルの「ドリームスケープ」とも呼応する内容に。
現実の風景と作品をめぐってきた本展のクロージングとして、東山魁夷の言葉、作品、風景をめぐり、墓参をすることで締めくくりにしたいと思います。長野県美で《残照》のインスタレーションが見られるのは今週末まで。みなさまぜひご来場ください。
info:
公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ 関連プログラム
クロージング「東山魁夷をめぐる」
公開制作で展示中の《残照》をはじめ、原田が制作の着想源にしてきた東山魁夷の作品。本イベントでは東山の言葉(エッセイに書かれた文章)に耳を傾け、東山魁夷館で作品を見て、最後に東山魁夷の墓所へ参ります。
*後半60分ほど、美術館を出て屋外を歩きます。歩きやすい服装でご参加ください。(ご参加が難しい方は前半トークのみの参加も可能です。)
*荒天の場合、館内で作家と担当学芸員が公開制作を振り返るクロストークを実施いたします。
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日時:2025年3月16日(日)14:00–16:00
会場:長野県立美術館 本館1階 オープンギャラリー(集合)
定員:15名程度(先着順、当日受付)
申込:不要
参加費:無料
*諸般の事情により、イベント内容の変更や入場を制限する場合があります。
https://nagano.art.museum/event/artistsstudio_4_250316
プレイバック!美術手帖 Vol.36

発売中の美術手帖(2025年4月号)に連載プレイバックの第36回が掲載されました。
今回取り上げたのは、1957年9月号の「美術界の諸制度を検討するために」特集。小説家・今日出海による東郷青児の訪問記を振り返りながら、極めて私的な物語が持ちうる割り切り難さと、雑然としていることの可能性について考察しています。
info:
美術手帖 2025年4月号(特集「ヒルマ・アフ・クリント」)
プレイバック!美術手帖 Vol.36
230-231ページ
発売日 2025.03.07
造本・体裁 A5判変型
定価 2,000円+税
https://bijutsu.press/books/5561/
原田裕規 × 西川美穂子(東京都現代美術館)トークイベント

ANOMALYにて開催中の原田裕規 個展「夢と影」は来週末3月1日(土)が最終日です。原田の全貌が捉えられるまたとない機会となっております。是非お見逃しのないようご注意ください。
また、最終日の3月1日(土)には同展の関連企画としてトークイベントを開催いたします。原田の活動を長年に渡り追ってきた、東京都現代美術館学芸員の西川美穂子氏をお招きします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
info:
日時:2025年3月1日(土)18:00−19:30
登壇者:原田裕規、西川美穂子(東京都現代美術館)*敬称略
言語:日本語
入場料:無料
定員:50名
場所:ANOMALY(東京都品川区東品川1-33-10)
ご予約:こちらよりお申し込みください
令和6年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント「ENCOUNTERS」

文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業の成果発表イベント「ENCOUNTERS」に参加しています。原田は昨年度「創作支援プログラム」に参加して以来2度目の参加で、今年度は「発表支援プログラム」に採択されました。
成果発表イベントでは、支援を受けて開催された「原田裕規:ホーム・ポート」(広島市現代美術館)の記録映像のほか、同展で展示したプリント作品《ホーム・ポート》(2023/2024)を2点展示しています。ぜひご来場ください。
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文化庁では、次世代のメディア芸術分野を担う若手クリエイターの創作活動を支援する「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」を平成23年度より実施しており、今年度も事業の成果発表イベントとして「ENCOUNTERS」を開催いたします。
成果発表イベントの中で、今年度の採択クリエイター40組による創作・発表活動の成果やワークインプログレスを紹介する「成果プレゼンテーション展」を実施します。また、本事業において過年度に採択されたクリエイターの招待展示・映像上映も同会場にて行う他、クリエイターによるトークやワークショップ、セミナー等の関連イベントも開催します。
成果発表イベントを通じ、様々なクリエイターの表現の背景にあるコンセプトメイキングや表現技法、制作プロセス等を紹介することで、次世代のクリエイターが想像力に触れ、今後の創作活動のヒントにつながる機会を創出します。
info:
令和6年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
成果発表イベント「ENCOUNTERS」
会期:2025年2月15日(土) – 2月24日(月・祝)
会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO(東京都中央区京橋一丁目7番1号 TODA BUILDING 4階)
開館時間:11:00 – 18:00(最終入場 17:30)
*2月15日(土)、22日(土)、23日(日)のみ 11:00 – 19:00(最終入場 18:30)
入場料:無料
主催:文化庁
公式ウェブサイト
出展者
[創作支援プログラム]
阿部 和樹, 安西 剛, 池添 俊, 石橋 友也, 大髙 那由子, 木原 共, 榊原 寛/畳部屋, 実験東京(安野 貴博+山根 有紀也), スタジオ石(代表:Mr.麿), 藤堂 高行, 深谷 莉沙, 丸山 翔哉, Media of Langue(代表:村本 剛毅), 森田 崇文, 吉田山, 渡部 恭己
[発表支援プログラム]
岩竹 理恵+片岡 純也, 片桐 正義, 紀平 陸, さんや駄々, 芹澤 碧, 對中 優, 滝戸 ドリタ, 辻 梨絵子, 長島 勇太, 永田 康祐, ヌマタ/沼田 友, 花形 槙, 原田 裕規, 韓 成南, 松井 美緒, 松枝 熙, 水落 大, Mizuki Ishikawa+Shun Momose, 持田 敦子, 諸星 智也, 山口 塁, 油井 俊哉, 吉田 裕紀, 渡辺 真也+宇多村 英恵
[過年度採択クリエイターによる招待展示]
久保 雄太郎, 最後の手段(有坂 亜由夢+おいたま+コハタ レン), 鋤柄 真希子+松村 康平, 早川 翔人, 藤倉 麻子+大村 高広, 和田 淳
イベント
[プレイベント]
トークイベント「メディア芸術クリエイターのメタモルフォーゼ」
(NEWVIEW × 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 連携企画)
文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント「ENCOUNTERS」では、プレイベントとしてクリエイター向けのトークイベントを開催。次世代のクリエイターが想像力に触れ、今後の創作活動のヒントにつながる機会を創出します。
日時:2025年2月11日(火・祝)17:00 – 19:00(16:45 開場)
会場:Shibuya Sakura Stage SHIBUYA SIDE 4F「404 Not Found」(東京都渋谷区桜丘町 1-4 4F)
参加費:無料
定員:50名
事前申込:https://bit.ly/NEWVIEWxCREATORS
*下記のチャンネルにてライブ配信を予定しています。
https://www.youtube.com/@mediaartscreator
登壇者:
内田 聖良(アーティスト/平成30年度本事業採択クリエイター)
木原 共(メディアアーティスト/ゲーム開発者/令和6年度本事業採択クリエイター)
ゴッドスコーピオン(メディアアーティスト/平成26年度本事業採択クリエイター)
モンノ カヅエ(映像作家/令和5・6年度本事業アドバイザー)
モデレーター:
畠中 実(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員/平成26・27・28年度、令和3・4年度本事業アドバイザー)
主催:NEWVIEW
共催:文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
[連携プログラム展示]
「Generative Art Project」
本展会場が位置する TODA BUIDING を拠点に戸田建設が展開するアート事業「ART POWER KYOBASHI」の一環として行われる、都市を行き交う人々のリズムから生まれるジェネラティブ アートをホワイエ空間で展示します。
アーティスト:永松 歩(プログラマー、アーティスト、VJ)
キュレーター:高尾 俊介(アーティスト、ジェネラティブアート振興財団代表理事)
会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO ホール A ホワイエ
時間:11:00-19:30(日没後は屋外からもご鑑賞頂けます。本展開場時間外は会場内にはお入り頂けません。)
主催:戸田建設株式会社/一般社団法人ジェネラティブアート振興財団
詳細:https://www.apk.todabuilding.com/event/20250215/
[関連イベント]
令和6年度採択クリエイターによるイベントや、クリエイター向けのセミナーやトークイベント等の開催を予定しています。
詳細は、こちらをご覧ください。
お問い合わせ
メディア芸術クリエイター育成支援事業事務局 [CG-ARTS内]
TEL: 03-3535-3501 *受付時間 平日10:00-17:30
Email: creator@cgarts.or.jp
寄稿のお知らせ(『群像』2025年3月号)

雑誌『群像』2025年3月号に「影としての私自身」を寄稿しました。
広島市現代美術館の個展が終わったタイミングで、これまで/これからの活動について「私自身」という軸から語り直しています。
雑誌『群像』への寄稿は今回が初めてのこと。ぜひご一読ください。
info:
群像 2025年3月号
影としての私自身
224-225ページ
発売日 2025.02.07
特別定価 1,500円+税
https://gunzou.kodansha.co.jp/indexes/2271
原田裕規 × 卯城竜太(Chim↑Pom from Smappa!Group)トークイベント

ANOMALYにて開催中の原田裕規 個展「夢と影」の関連企画としてトークイベントを開催いたします。
第一弾は2月15日(土)に、原田と親交のあるアーティスト・コレクティブChim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー、卯城竜太氏をお招きします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
info:
日時:2025年2月15日(土)18:00−19:30
登壇者:原田裕規、卯城竜太(Chim↑Pom from Smappa!Group)*敬称略
言語:日本語
入場料:無料
定員:50名
場所:ANOMALY(東京都品川区東品川1-33-10)
ご予約:こちらよりお申し込みください
記事掲載のお知らせ(The Japan Times)

2025年2月9日のThe Japan Timesに取材記事が掲載されました。
ぜひご一読ください。
info:
Yuki Harada's contemplative artworks ponder vanishing
The Japan Times, Feb 9, 2025
By Jennifer Pastore
https://www.japantimes.co.jp/culture/2025/02/09/art/yuki-harada-japanese-artist/
原田裕規 個展「夢と影」(ANOMALY)

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2025年2月1日(土)– 3月1日(土)
開廊時間:12:00 – 18:00
休廊日:日 月 祝
オープニングレセプション:2月1日 (土) 17:00 – 19:00
*作家も在廊いたします。
トークイベント:
①2025年2月15日(土)18:00 – 19:30 登壇者:原田裕規、卯城竜太(Chim↑Pom from Smappa!Group)
*日程が変更になりましたのでご注意ください。
*ご予約はArtStickerよりお願いいたします。
②2025年3月1日(土)18:00 – 19:30 登壇者:原田裕規、西川美穂子(東京都現代美術館)
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ANOMALYでは2月1日(土)から3月1日(土)まで、当ギャラリー初展示となる原田裕規の個展「夢と影」を開催いたします。
原田裕規(1989年生まれ)は、とるにたらない視覚文化をモチーフに、テクノロジーやパフォーマンスを用いて、社会や個人の本性(ほんせい)に迫る作品を発表してきました。
2023年には、TERRADA ART AWARD 2023で1,000組以上のアーティストからファイナリストに選出され、審査員賞(神谷幸江賞)を受賞。2024年には日本ハワイ移民資料館に初の現代美術コレクションとして《シャドーイング》が収蔵・常設化されるなど、いま最も注目される若手作家の一人です。
現在、広島市現代美術館にて原田の美術館では初となる⼤規模個展「原⽥裕規:ホーム・ポート」が開催中であり、本展はそれに合わせて開催されることとなりました。

原田は、武蔵野美術大学在学中の2012年に「ラッセン展」や「心霊写真展」の企画でデビューし、翌年に23歳にして編著書『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社)が刊行されるなど、人々を巻き込む議論喚起型のプロジェクトからその活動を開始しました。
2019年以降は断続的にハワイに滞在し、同地で独自に発展した「ピジン英語」に代表されるトランスナショナルな文化的モチーフに着目。2022年には日系アメリカ人の混成文化をテーマにした《シャドーイング》を発表し、2023年に日本ハワイ移民資料館で同館初の現代美術展として個展を開催しました。


それと並行して、2021年にはデジタルランドスケープ作品の制作をスタート。金沢21世紀美術館で開かれた個展では、長さが33時間以上あるCGアニメーション作品の《Waiting for》を発表して話題を集めました。
同作で原田は、33時間ノンストップで地球上に現存する動物の名前を読み上げるパフォーマンスを実施。またこの作品に先行して、24時間にわたり捨てられた写真を見続ける作品《One Million Seeings》を制作するなど、長尺の映像作品を次々と発表しました。


本展で展示される《ホーム・ポート》は、《Waiting for》の続編に位置付けられる「ドリームスケープ」シリーズの作品です。
2019年以降、原田はハワイ・マウイ島のラハイナを拠点にリサーチを行うようになりました。かつてハワイ王国の首都だったラハイナは、原田が研究するラッセンの故郷であり、日系アメリカ人も多く暮らす町でした。しかし、気候変動を遠因とする山火事によって2023年8月に町は壊滅。100名以上の死者を出す大惨事が起きました。
この出来事の3ヶ月後に発表された《ホーム・ポート》は、原田の夢想するラハイナの遠い過去と未来が描かれたデジタルランドスケープ作品です。
100年単位の人類の歩みは大きな打撃を受けましたが、100万年単位で土地に視線を向ければ、ラハイナはこれまでも/これからも「あの形」を保ち続けるはず。そうした想像力をもとに、地球規模の厄災を作品に昇華したのが《ホーム・ポート》です。
本展ではこの作品が、ギャラリーのメイン空間を用いて、デジタルとフィジカルの2バージョンで大きく展開されます。


写真、映像、CG、パフォーマンス、キュレーションなど、多岐にわたる原田の表現活動。しかしそのコアには一貫して「観客の参加を促す」という側面がありました。
最初期の議論を誘発する活動はもとより、24時間にわたり写真を見続ける《One Million Seeings》、33時間にわたり動物の名前を呼び続ける《Waiting for》など、いずれの作品にも、観客がいかにして作品に参加するのか/できるのかという問題意識が含まれています。
こうした特徴は「演劇性」と言い換えられるかもしれません。それを裏付けるように、原田の《Waiting for》という作品タイトルは、サミュエル・ベケットの演劇作品『ゴドーを待ちながら』(Waiting for Godot)から引用されたものでもありました。

原田作品の演劇性を象徴的に表す最新作が《光庭》です。広島以外では本展で初公開されます。
海辺の部屋にぽつんと置かれた一脚の椅子。その主は描かれておらず、これからその人物が現れるのか、すでに立ち去ったあとなのかはわかりません。本作に描かれた情景は、『ゴドーを待ちながら』と並ぶベケットの代表作『エンドゲーム』(Endgame)の世界観に類似していることがすでに指摘されています(註1)。
《光庭》を見るとき、鑑賞者の視線は中央の椅子へと自然に誘導されます。そのとき、空想上の眼前には「夢のような光景」が広がることになるでしょう。こうした仕掛けは、原田が平面作品でも「観客の参加」を促していることを示します。

またこの作品では、エドワード・ホッパーを参照して描かれたという、一定のリズムを刻む長い影も印象に残ります。夢のような世界に差し込む長い影。それは、本展を構成するふたつのシリーズ──「ドリームスケープ(=夢)」と「シャドーイング(=影)」──の存在を示唆しているのかもしれません。
このように、本展では複数のシリーズを通覧することで、原田裕規の全貌が捉えられるまたとない機会となります。原田のANOMALYでの初個展をお見逃しなきよう、皆さまのご来廊を心よりお待ちしております。
会期中の2月15日(土)には、原田と親交のあるアーティスト・コレクティブChim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー・卯城竜太氏を、会期最終日の3月1日(土)には、東京都現代美術館学芸員の西川美穂子氏をお迎えしてトークイベントを開催いたします。詳細は、ArtStickerおよび弊廊のホームページやSNSをご覧ください。

さらに会場では、2025年1月に刊行された初作品集『原田裕規:ホーム・ポート』(フィルムアート社)を販売いたします。本展出品作、広島市現代美術館の会場風景、インタビュー、論考などが収録された充実の一冊です。
それに加えて、日本ハワイ移民資料館での個展および《シャドーイング》にまつわるモノグラフ『シャドーイング:影を追う旅』(this and that)が本展会場で先行販売されます。同書には多数のエッセイのほか、「シャドーイング」の台本なども収録予定です。
本展出品作も数多く収録された2冊を、ご来廊の際には是非お手に取ってご覧ください。
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註1:小髙美穂「来るべき風景の夢を見る」『原田裕規:ホーム・ポート』(監修:広島市現代美術館)フィルムアート社、2025年
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info:
原田裕規 個展「夢と影」
会期:2025年2月1日(土)– 3月1日(土)
会場:ANOMALY
開廊時間:12:00 – 18:00 *休廊日:日 月 祝
オープニングレセプション:2月1日(土)17:00 – 19:00 *作家も在廊いたします。
トークイベント:2月15日(土)18:00 – 19:30
登壇者:原田裕規、卯城竜太(Chim↑Pom from Smappa!Group)
トークイベント:3月1日(土)18:00 – 19:30
登壇者:原田裕規、西川美穂子(東京都現代美術館)
主催:ANOMALY
協力:広島市現代美術館、KEN NAKAHASHI
支援:令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
機材協力:デルタ電子株式会社
「原田裕規:ホーム・ポート」(広島市現代美術館)記録動画公開のお知らせ

「原田裕規:ホーム・ポート」(広島市現代美術館)の記録映像が公開されました。
撮影・編集は、原田作品ではおなじみの渡辺真太郎さんと藤田恵実さんです。ぜひご覧ください。
info:
原田裕規:ホーム・ポート|Installation view of "Yuki Harada: Home Port"(YouTube)
https://youtu.be/mNXD8alS1n0?si=4c4RuCYKPHAGLi4z
公開日:2025年1月30日
撮影・編集:渡辺真太郎、藤田恵実
記事掲載のお知らせ(中国新聞)

2025年1月21日の中国新聞13面(文化欄)に取材記事が掲載されました。
ぜひご一読ください。
info:
広島ゆかりの原田裕規さん 初の大規模展
中国新聞、2025年1月21日(火)号 13面(文化欄)
記者:木原由維
作品集『原田裕規:ホーム・ポート』(フィルムアート社)

広島市現代美術館で開催中の個展「原田裕規:ホーム・ポート」の公式図録にして初の作品集がフィルムアート社から刊行されます。展示風景、作品図版、インタビュー、論考、資料などを収録。 美術館では1月12日より先行発売、その後全国書店でも販売されます。
今までテキストブックは世に出せていましたが、本格的なビジュアルブックはこの本が初めて。この出版不況の中、ビジュアルブックを作ることの大変さは分かっているつもりなので、実現に奔走していただいた関係者の皆さまには感謝してもしきれません。
デザインは尊敬するデザイナーの中野豪雄さんに、編集はラッセン本でもお世話になったフィルムアート社の臼田桃子さんにお世話になりました。
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広島市現代美術館特別展「原田裕規:ホーム・ポート」公式カタログ
写真、映像、CGとさまざまなメディアを用いながら、自らの身体性を作品に投じ、人々のアイデンティティと結びついたイメージを描き出す原田裕規、初の大規模個展の図録にして初の作品集。
◎広島市現代美術館での展示のために制作された新作を含む豊富な作品図版を掲載
◎原田裕規インタビューも収録
目次
◾️展示風景
◾️作品図版
写真の山
写真の山
One Million Seeings
ドリームスケープ
湖に見せる絵
Waiting for
光庭
残照
ホーム・ポート
シャドーイング
シャドーイング
◾️インタビュー/論考
「母港[ホーム・ポート]」へ。そして、ふたたび……
──原田裕規インタビュー
聞き手・構成:杉原環樹(ライター、編集者)
〈私〉の作法──原田裕規の作品をめぐって
富井玲子(美術史家)
来るべき風景の夢を見る
小髙美穂(キュレーター、写真研究者)
見るものと見ることを見せる、原田裕規の主題/材質/技法
松岡剛(広島市現代美術館学芸員)
◾️資料
作家略歴
主要参考文献
作品リスト
[デザイン]中野豪雄
info:
原田裕規:ホーム・ポート
監修:広島市現代美術館
発売日:2025年1月16日 *1月12日から広島市現代美術館にて先行発売
本体価格:3,800円+税
判型:B5判変型・並製
頁数:128頁
ISBN:978-4-8459-2420-2
Cコード:0070
出版社ウェブサイト
Amazon
トークイベントのお知らせ(現在地のまなざし)

2025年1月18日に大田黒衣美さんと中村史子さんとのトークイベントに参加します。
《写真の山》を公立美術館で次に展示できるのは、もしかするとしばらく先になるかも?トークも展示もぜひお見逃しなく!
info:
出品作家とゲストによるトーク(大田黒衣美×原田裕規×中村史子)
2025年1月18日(土)15:00 – 17:00
講師:大田黒衣美(出品作家)、原田裕規(出品作家)、中村史子(大阪中之島美術館主任学芸員)
会場:東京都写真美術館1階ホール
定員:190 名(整理番号順入場/自由席)
参加費:無料
※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21
会期:2024年10月17日(木)– 2025年1月19日(日)
会場:東京都写真美術館
出品作家:大田黒衣美、かんのさゆり、千賀健史、金川晋吾、原田裕規
開館時間:10:00 – 18:00(木・金曜日は20:00まで、図書室を除く)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1)※1月2日(木)と3日(金)は10:00-18:00開館
料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館、東京新聞
協賛:東京都写真美術館支援会員
公式ウェブサイト
フライヤー(PDF)
《シャドーイング(3つの自画像)》特別上映+作家トーク

2025年1月4日に《シャドーイング(3つの自画像)》特別上映+作家トークを広島市現代美術館で行います。
TERRADA ART AWARD 2023ファイナリスト展で発表した同作を1日限りでリバイバル上映します。1年前の今ごろはこの作品の制作に悲鳴をあげていたので、本当に時が早いなぁと……
年始に広島付近にいる皆さま、このタイミングでぜひ広島現美へ。
info:
《シャドーイング(3つの自画像)》特別上映+作家トーク
TERRADA ART AWARD 2023ファイナリスト展にて発表され、神谷幸江賞を受賞した《シャドーイング(3つの自画像)》の特別上映を行い、あわせてアーティスト・原田裕規が作品、展覧会について語ります。
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
日時:2025年1月4日(土)14:00–15:30
定員:50名程度 ※先着順
料金:無料 ※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要
https://www.hiroshima-moca.jp/event/11044
特別展「原田裕規:ホーム・ポート」
会期:2024年11月30日(土)– 2025年2月9日(日)
会場:広島市現代美術館
開館時間:10:00–17:00
休館日:月曜日(ただし1/13は開館)、年末年始(12/27–2025/1/1)、1/14(火)
観覧料:一般1,100円(850円)、大学生800円(600円)、高校生・65歳以上550円(400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
公式ウェブサイト
展覧会チラシ