今年5月に刊行された『シャドーイング:影を追う旅』は、山口県の日本ハワイ移民資料館で開催された原田裕規さんの個展の記録と、作品「シャドーイング」の台本や、多彩な人々の寄稿を収録した「旅の本」です。
著者でアーティストの原田裕規さんは、2019年からハワイに通うようになり、ピジン英語に代表される混成文化を調査していました。その際に訪れたハワイ・マウイ島のラハイナで、自らの生まれ故郷である山口県出身者たちの墓石群に出会い、実は山口が全国有数の移民県であったことを知りました。
山口県出身で台湾在住の栖来ひかりさんは、『日台万華鏡』『台湾と山口をつなぐ旅』などの著作で知られる文筆家です。山口からは、ハワイや台湾などの各地に人々が海をわたった時代があり、『シャドーイング:影を追う旅』のなかで栖来さんは、そうした人々の歩んだ物語を情感たっぷりに描き出しています。
山口、台湾、ハワイ。一見して交わることのないように見える3つの地域がなぜ結びつくのか。それぞれの土地にまつわる物語から浮かび上がってくる歴史や文化について、そして原田さんの作品の魅力についてたっぷりお話しいただくトークイベントです。
また、本トークに合わせて、原田さんがハワイ・ラハイナをモチーフに表現した映像作品《ホーム・ポート》の特別展示も実施します(8/18~9/1)。トークと展示のどちらにも皆さまぜひご来場ください。
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info:
『シャドーイング:影を追う旅』刊行記念トークイベント
原田裕規×栖来ひかり「山口、台湾、ハワイをつなぐ物語」
日時:2025年8月28日(木)19:00–20:30(開場:18:30)
出演:原田裕規(アーティスト)×栖来ひかり(文筆家)
場所:本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3-6-8-1B)
参加方法:会場参加/学割チケット
チケット:会場1,650円(学割1,100円)
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:鶴田)
原田裕規《ホーム・ポート》特別展示
会期:2025年8月18日(月)– 9月1日(月)
場所:本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3-6-8-1B)
観覧料:無料
出演者プロフィール
栖来ひかり(すみき・ひかり)
文筆家。山口県出身。京都市立芸術大学美術学部卒業、2006年より台湾在住。日本での著書に『台湾りずむ 暮らしを旅する二十四節気』(西日本出版社、2023)、『日台万華鏡──台湾と日本のあいだで考えた』(書肆侃侃房、2023)、「時をかける台湾Y字路──記憶のワンダーランドへようこそ』(図書出版へウレーカ、2019)、『台湾と山口をつなぐ旅』(西日本出版社、2018)。訳書に宗明『陳澄波を探して消された台湾画家の謎』(岩波書店、2024)がある。イラストや挿絵も手掛ける。雑誌「地平」にて、《 台湾・麗しの島だより――移行期正義の練習帳」》、オンラインマガジン「ほんのひととき」にて《へうへうと水を味ふ日記》を連載中。
イベント詳細:https://note.com/kankanbou_e/n/neaa23fae520c