原田 裕規 Yuki Harada

どこまで本気なのか? 本気で「これ」を評価するのか? というギリギリに迫る批評は、それ自体が文学となりアートとなる。自分が生きてきた背景と大きな歴史とをクロスさせる原田の旅は、もはや冗談と真面目さの区別がつかない、深い意味での「本気」へと向かっていく。
──千葉雅也(哲学者・小説家)

誰もが知っているにもかかわらず、「とるにたらない」と決めつけられることによって、誰もが直視してこなかった美術の死角。それを敢えて見つめることによって、盲点の側から「美術」の自画像を浮かび上がらせることができるのではないか
──(「はじめに」より)

初めての単著『とるにたらない美術 ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ』が刊行されることになりました。新ラッセン論、心霊写真論、CG表現論、ハワイ紀行など、この10年に書いたテキストとアートワークで構成されています。
着手から刊行までにかかった期間は6年半。類書のない面白い本になったと自負しています。ぜひ、ご一読ください。

info:
書名 とるにたらない美術 ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ
著者 原田裕規
編集 五十嵐健司
デザイン 加瀬透
体裁 四六判変型
頁数 352頁(うちカラー32頁)
定価 2,600円+税
出版社 ケンエレブックス
刊行日 2023年11月20日
ISBN 978-4-910315-31-7
Amazonページ
ケンエレブックス