
長野県立美術館で開催中の「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」、いよいよ今週末までの会期になりました。最終日には「東山魁夷をめぐる」と題して、東山の言葉、作品、墓所をめぐるクロージングイベントを実施します。
長野県立美術館のすぐ近くには、谷口吉生が設計した東山魁夷の墓所があり、またその場所から見える風景をもとに描かれた東山の絶筆《夕星》が、谷口吉生設計の東山魁夷館に収蔵されるなど、美術館と墓所が入れ籠のような関係性になっています。
また《夕星》について、墓所から見える風景(その中には長野県立美術館も見える)が描かれたとされるが、東山自身はその光景を「夢の中で見た風景」とも記しており、まさに本展タイトルの「ドリームスケープ」とも呼応する内容に。
現実の風景と作品をめぐってきた本展のクロージングとして、東山魁夷の言葉、作品、風景をめぐり、墓参をすることで締めくくりにしたいと思います。長野県美で《残照》のインスタレーションが見られるのは今週末まで。みなさまぜひご来場ください。
info:
公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ 関連プログラム
クロージング「東山魁夷をめぐる」
公開制作で展示中の《残照》をはじめ、原田が制作の着想源にしてきた東山魁夷の作品。本イベントでは東山の言葉(エッセイに書かれた文章)に耳を傾け、東山魁夷館で作品を見て、最後に東山魁夷の墓所へ参ります。
*後半60分ほど、美術館を出て屋外を歩きます。歩きやすい服装でご参加ください。(ご参加が難しい方は前半トークのみの参加も可能です。)
*荒天の場合、館内で作家と担当学芸員が公開制作を振り返るクロストークを実施いたします。
—
日時:2025年3月16日(日)14:00–16:00
会場:長野県立美術館 本館1階 オープンギャラリー(集合)
定員:15名程度(先着順、当日受付)
申込:不要
参加費:無料
*諸般の事情により、イベント内容の変更や入場を制限する場合があります。
https://nagano.art.museum/event/artistsstudio_4_250316